いびきをかいている男性の画像

いびきは疲れたり、お酒を飲んで寝ると誰でもかくことがあります。
常にいびきをかく人は、男性で5人に1人、女性で20人に1人と言われています。
女性は、閉経後にいびきをかく人が増えるというデータもあります。

いびきのメカニズムとは

眠りにつくと筋肉がゆるみ、のどの奥の軟口蓋や舌が気道に落ち込みます。
ゆるんだ軟口蓋が振動するのが振動型いびき。
プルプルと短く断続的に音が出ます。
軟口蓋や舌が落ち込み気道が狭くなる狭さく型は苦しそうな音が連続的に出ます。
いびきをかきやすいのは筋肉のゆるみが大きい人といえます。
お酒や疲れがいびきの原因となるのは、筋肉のゆるみが増すからです。

狭さく型いびきをかく人を調べてみると睡眠時に呼吸が止まっていることがあることが分かりました。
長いときで40秒以上も呼吸停止状態になる人もいます。
通常時90%以上ある血液中の酸素は、このとき80%台まで低下してしまいます。
こうした呼吸停止状態が一晩に何度も起きると、血液が酸欠状態にんり、長い間には高血圧や心筋梗塞、脳卒中の間接的な原因になるといわれています。

10秒以上の呼吸停止が睡眠時、7時間に30回以上、あるいは1時間に5回以上ある場合、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

いびきは振動型、狭さく型いずれも呼吸が阻害されるので、睡眠時無呼吸症候群になる可能性がありますが、よりなりやすいのは気道が狭くなる狭さく型です。
いびきが直れば呼吸もスムーズになるので、睡眠時無呼吸症候群になる危険性もなくなります。
いびき、とくに狭さく型のいびきは放置せず、直したほうがいいでしょう。

いびきの対策

いびきは睡眠中に筋肉がゆるみ、軟口蓋や舌が重力に引っ張られて落ち込むためにおきます。
そのため、仰向けに寝ると落ち込み方が激しくなり、横向きになると、落ち込み方は小さくなり、気道も確保されやすいのです。
振動型のいびきがあった人の中にはこれだけで解消された人も多くいます。

しかし、狭さく型の人は音が小さくなるだけで直らない人が多くいました。

その原因は肥満だったのです。
舌の奥は脂肪がたまりやすい場所なので、肥満の人は舌も太っている可能性が高いです。
舌が太いと、睡眠中に筋肉がゆるむと気道が圧迫されやすくなります。
つまり、太った人はいびきをかきやすいのです。

実際、軽度の睡眠時無呼吸症候群の人は3週間程度のダイエットで舌の面積が減少し、いびきも小さくなり、ダイエットを数ヶ月続けていけば睡眠時無呼吸症候群も治るとの診断をされました。

睡眠時無呼吸症候群は眠りが浅くなるため、熟睡感が得られず、常に睡眠不足ぎみということが多くあります。
肥満といびきが気になり、日中ボーっとしたり、居眠りが多い人は要注意です。


危険ないびきを聞き分けるポイントは下記。

・苦しそうな音が連続的に出る(狭さく型)

・いびきのリズムが早かったり遅かったりと不規則

・いびきが出るとき、下あごが胸に引っ張られるようになる

・息を吸うときも吐くときも、いびきが出る

上記のポイントのうち、2つ以上当てはまると要注意です。

いびきは寝ている本人は全然気にならないですし、気づいていないこともしばしばです。
しかし、そばで寝ている人にとっては大迷惑です。
ただ、うるさいだけ、と思わず、本人も気づいていないかもしれない危険のサインを聞いて確認してみてあげてください。