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警察の機動隊とは

機動隊が創設されたのは、太平洋戦争後間もないころでした。
戦後の混乱に対処するため、昭和23年5月25日、警視庁予備隊が創設されたのがその始まりです。
以後、昭和32年4月1日に警視庁機動隊と改名され、第一から第五機動隊が設置されました。

その職務内容は、治安警備や災害警備でしたが、最近は社会情勢に応じて国債組織犯罪への対応など活動範囲が広がっています。
また、機動隊の専門部隊として、山岳レンジャー部隊、機動救助部隊、水難救助部隊などがあり、それぞれ救出救助活動を行い、そのほかにも、爆発物処理、化学防護部隊による爆発物の処理等を行う部隊もあります。

本部機動隊

本部機動隊は、各都道府県警察本部の警備部に所属しており、警備の中核として活躍しています。
現在のところ全国で9700名がこれに所属しています。
その半数近くの4000名が警視庁に所属する機動隊員であり、首都の治安維持体制と、またいつでも地方に応援に出られることを考えた規模になっています。

警視庁や大阪府警の機動隊を全国警備隊と位置付け、守備範囲を全国規模に広げた機動隊員が養成されています。

管区機動隊

管区機動隊は、警視庁と北海道警以外の府県警の警察官を警察庁の各管区警察局に派遣して編成されるもので、全国で4200名の規模となっています。

全国の地域ごとの機動隊編成は、東北約870名、関東約1000名、近畿約100名、中部約670名、中国約220名、四国約220名、九州約440名、北海道警察警備隊約220名となっています。

第二機動隊は、人員約1万5700名で、各警察署から指名された警部補、巡査部長、巡査が、訓練や大規模な警備実施のときだけ召集されて編成されます。

機動隊員の仕事内容

機動隊員になるには、一定期間、交番勤務などを経た警察官が、昇進の際に希望することになります。
特別機動隊の場合は警察署員のうち一定の条件で警部補・巡査部長・巡査などから選抜されるといいます。
ただし、志望しても他の職種同様に適正などが考慮されるため、配属されるかどうかは適正次第ということになります。

機動隊の中では機動隊経験者と若手の警察官によって編成されるものや、外勤警官を主体に編成されるものもあります。


晴れて機動隊員に選抜されたら、各機動隊に配属されます。
しかし、新隊員はとにかくシゴかれるのが当然のようで、日々体力トレーニングはもちろん、警備実施の訓練を行っていますが、少しでもミスをすると、先輩隊員の容赦ない叱責が待っているといいます。

それというのも、機動隊は警備を要する現場で中心的役割を求められているからで、その内容は、台風や地震などの災害警備、祭礼などの雑踏警備、暴力団や暴走族、デモ対策などまでが含まれます。
さらに地域の安全パトロールを務める場合もあります。

管轄区域下で起こった山岳事故や水難事故の救助と探索、またサミットなど要人が集まる会議や式典の際は、内外の要人警護にあたったり、会場や空港周辺の警備を行います。

特別機動隊

特別機動隊は第二機動隊と呼ばれ、各警察署から選抜された隊員で構成されている臨時編成の機動隊です。
第二というのは本来、警察本部では本機動隊がひとつですが、特別編成の2個目ということで二機という名称がついています。

特別機動隊は全国でおよそ1万5000名規模となっていて、臨時編成ながら隊長は専任となっています。
特別機動隊は大規模警備などの場合に応援として各警察署から警部補や巡査部長などが召集、編成されるため、パートタイム的な側面もあるといいます。