なんでもやりすぎはよくないですが、ストレッチもやりすぎはよくありません。
やりすぎ、とはその部位を伸ばすストレッチをした時あきらかな「痛み」を感じる場合です。
通常は「いた気持ちいい」程度で痛みを感じるほどストレッチはするものではありません。

ストレッチをやりすぎると下記のような副作用があるため、注意しましょう。

筋肉痛が治りにくくなる

筋肉痛の時にその部位を伸ばすストレッチをすると、やりすぎでなくても痛みを感じますが、これは筋肉痛を治りにくくする行為ですのでやめましょう。

筋肉痛は主に筋トレをした時などに起きますが、筋トレをした後の筋肉は筋繊維が傷つき、それを修復するために白血球が筋肉について治る頃には白血球の分、太く、強くなっているものですが、筋肉痛を感じる時はまだ修復が不十分なため、ストレッチやマッサージをすることで、せっかく修復のために壊れた筋繊維についた白血球を壊す事になり、筋肉痛を治りにくくしてしまいます。


ストレッチのやりすぎは筋や腱を痛める

普通にストレッチをすると、痛気持ちいい、と感じますが、長時間やりすぎたり、無理に他人に押してもらうなどして体を伸ばしすぎると、筋や腱を痛める可能性があります。
筋肉は無理に伸ばそうとすると、反射として緊張し、縮もうとします。
「痛くてがまんできない」レベルまでストレッチしても、伸びにくくなるどころか、筋を切ったりいためたりする危険があり、逆効果なのでやめましょう。

ストレッチのやりすぎは関節を痛める

また、体操選手など、小さい頃からストレッチをよくやっていて、すごく柔らかい体の人がいますが、それを見て「自分も頑張ればそこまで伸ばせるはず」と考えるのは危険です。

確かに大人になってからも、腱や筋の柔軟性を高める事はできます。
しかし、骨格が整った大人は関節の可動域まで広げる事はできないので、無理に柔らかい人と同じところまでストレッチしようとすると関節を痛めてしまいます。

関節の柔軟性はある程度若いうちでないと高められないので、若い内からやっている人とそうでない人とでは差があるものなのです。


最適なストレッチ量とは

まず、人に押してもらってやるストレッチは時間に関係なくやりすぎで体を痛める可能性があるのでやめましょう。
強度は痛気持ちいいくらいで、15~20秒程度が最適と言われています。
これより長すぎてもダメですが、短すぎても効果がありません。

また、一度やった部位は次やるときある程度時間をおきましょう。

あと大事な事は、伸ばしている部位は力を入れないという事です。
筋トレにはストレッチと筋トレを組み合わせて伸ばしている部位に力を入れる、というものがありますが、本来のストレッチは筋肉の緊張をほぐす事ですので、筋トレ目的でなければ、極力力を抜くようにします。

いきなり強いストレッチをやらない

ウォーキングのあとなど、ある程度筋肉がほぐれた状態と寝起きなど、体が固くなっている時とでは体のやわらかさが違うため、ストレッチで体を痛めやすくなります。
寝起きなどはストレッチをするとしても、まずは軽く伸びをするなど徐々にやっていきましょう。

正しいストレッチのタイミング

別にこのタイミングしかストレッチをしたらダメ、という事はありませんが、効果的なタイミングを下記に紹介します。

・運動前
運動前にストレッチをする事で程よく筋肉がほぐれ、パフォーマンスが増します。
また、いきなり立ち上がっていない筋肉を激しく動かすよりも筋肉疲労がたまりにくくもなります。

・運動後
運動後は筋肉が緊張状態になっているため、その緊張状態をほぐすのにストレッチは最適です。

・お風呂上りの30分後以降
お風呂上りにストレッチはいいと言われていますが、実はお風呂上りすぐは体の皮がつっぱってしまうため、おすすめできません。
皮がやわらかくなってくる30分後以降にストレッチしましょう。