下描きを消すと線画がしょぼく見える

カラーの場合色を塗ればこの問題はかなり軽減される事が多いですが、モノクロ、グレースケールや線画で止める場合は線の強弱や白抜き、ベタ塗りなど線をきれいに引くだけでなく抑揚をつけないとこのような下書きよりペン入れ後のほうがしょぼく見えてしまう可能性があります。

客観視できていない

初心者の多くは自分のイラストを他の人の評価より過大評価してしまいがちです。
自分の好きに自分の好みで描いているから、というのもありますが、客観視できていないため、デッサンの狂いやいろんな部位のズレに気づかないのです。

あるいは何かおかしいと思っていても、描いているうちに見慣れてきてズレや狂いがわからなくなってしまいます。

これらは記憶喪失にでもならない限り完全に無くす事はできないですが、いろんな方法で客観視し、少なくする事はできます。

1.左右反転する
これはアナログで描いている場合は気軽にできないですが、透ける紙に描いている場合は裏から見てみる、反転印刷をして確認する事で左右反転できます。
デジタルは押しやすい左右反転をショートカットに登録しておきましょう。
それで、左右反転をするメリットはなんといってもあらゆるイラストのズレが表面化できる事です。

ずっと同じ視点で見ていると見慣れてしまって左右反転した時にズレがわかる、というのもありますが、人間は利き目がある影響で左右反転すると違ったイメージで見る、というのと人によって差はありますが、目と首は右か左に傾いているので、左右反転しないとかなり描きなれた人でも左右対称に描くのは難しいというのがあります。

ので、左右反転は絶対しましょう。

さらにナナメの絵を描く時はまっすぐにしてみたり、もっと傾かせてみたりするとズレがわかりやすくなります。

色の塗り方には種類とある程度の決まりがある

例えば影の境界をぼかさずに塗る彩色方法はアニメ塗りと呼ばれ、一貫してぼかしを入れない事でアニメで描かれている絵のようなイラストにできます。

アニメ塗りにぼかしを入れる塗り方はCG塗りといい、時間はかかりますが、鮮やかでうまいイラストに見えます。
逆にイラストの事がよくわかっていない初心者が塗る場合、アニメ塗りはそこそこ見れる絵になりますが、CG塗りはぐちゃっとした絵になってしまう可能性があります。

厚塗りは線画なしで色だけで作るイラストで、うまくやればかなりリアルなイラストにする事はできますが、難易度が高いです。


線画をなじませる

これが必要になるのはカラーイラストの場合のみですが、カラーの場合は必ずやったほうがいいというくらい効果があります。

線画をなじませる、とは簡単にいうと、塗りの色に線の色を近づけてなじませる事でイラストの見た目をよくする事です。

方法は主に二つあって、まず、部位ごと、例えば体は肌に近い赤っぽい色などで線を引くようにする、もしくはレイヤーを分けて描いておいて、後から色を変えるようにするなど、部位ごとに色を変えて各方法。

もう一つは「色トレス」という方法です。
イラストの「線レイヤー」をすべて消し、色レイヤーのみを合成してから色調補正で暗めの色に設定した後、ガウスぼかし10程度で色を広げ、それを元のイラストの線レイヤーにクリッピングして合成を「スクリーン」、不透明度を50%程度にする事で線の色が自然となじんだ色になります。

ただ、色レイヤーの合成前に元のイラストをコピーしておいておくことを忘れないようにしてください。