ピースに限らず、指の複雑な形もClip Stadio Paint(クリスタ)をの3Dモデルを使えば自分の手を見ることなく簡単に描く事ができます。

ただ、3Dモデルの利用はクリスタがあれば無料で使えますが、クリスタ自体が有償ソフトなので、無料期間中にどんなものか使ってみるといいでしょう。

Clip Stadio Paint(クリスタ)をインストールして起動したら、好きなサイズでキャンパスを作成し、イラスト作成の準備が完了です。
そして3Dモデルをキャンパスに表示させるのですが、デフォルトで用意されている3Dモデルは男女2種類ずつあり、ver1はリアル系、ver2はデフォルメ系になっています。

体形や身長などは後から変えられるので、いずれかを選択して下記の素材から3Dをします。

次に下のほうにある検索ボックスに「ピース」と入力すればデフォルトで容易されている指がピースになっている3Dモデルが表示されるので、それをキャンパスにドラッグします。
クリスタの解説画像
指以外は指以外はただの立ち絵状態になっているのでドラッグして体の部位や全体を動かすと見やすくなります。

また、デフォルトのピース以外にも無料でポーズをアップロードしている人が多くいるため、ピース以外でもいろいろ3Dモデルが使えますし、自分でポーズを作ってそれを登録しておく事で簡単に呼び出すことが出来るようになります。

クリスタの3Dモデルを使ったイラストや漫画製作はいちいち自分で鏡を見たりしてポーズを確認したり、しなくていいというメリットがあります。

しかもサイズや位置を描く所に合わせれば後はなぞるだけでいいため、模写しないといけないデッサン人形を使うよりもスピーディーに確実な絵が描けます。

ただ、3Dモデルを使って絵を描くのもデメリットがあります。

まず、3Dモデルを動かす事に慣れていないと目的のポーズ、目的の位置、大きさにするのに時間がかかります。
登録されているポーズそのままで使用するなら時間は短縮できますが、理想のポーズを探すのに時間がかかったりもします。

次に、特にポーズを変えたり動かす場合ですが、3Dモデルはすごく重いです。
高解像度でイラスト作成していたり、3Dモデルを複数出したり、複雑な建物の3Dモデルを利用する場合はそこそこのPC性能が必要です。

特にPCで問題なく動くからとIPad 版のClip Stadioに乗り換えようとする人は要注意です。
iPadは最大でもメインメモリ4GBまでしかないため、3Dモデルを使おうとするとかなり重い可能性があります。

また、それ以外のデメリットもあります。
それは3DCGを使って絵を描くと個性が死んでしまう、という事です。
絵は顔以外のもその人の特徴、個性が出るものですが、3DCGを意識して描きすぎると誰が描いても同じような絵になってしまいます。

クリスタのデフォルト3Dモデルにように顔の中が描かれていないものは多少個性は出ると思いますが、やはり輪郭や目、口の位置が3Dぽくなってしまいますし、3Dモデルはダウンロードする事で顔、鼻口が描かれたモデルにすることもでき、そういったものはさらに3Dに引っ張られると思います。

最後にどうしても3Dモデルのトレースは動きが硬くなってしまうのも問題です。
可動域の制限をはずせば少しマシになるようにも思いますが、体がありえない可動をしてしまう可能性がありますし、3Dモデルを普通の漫画のようにポーズをとらせること自体がかなり大変で時間がかかるという問題もあります。