たけしの本当は怖い家庭の医学で「仮面うつ病」という怖い病気が紹介されていました。

のどの渇きが恐ろしい結末になった、というのです。

仮面うつ病と普通のうつ病との違いは、普通のうつ病だと気分の落ち込みなど、精神症状が前面に出るため、本人も周りも変化に気づきやすいのですが、仮面うつ病は精神症状が表に出ず、身体症状が前面に出るそうです。

番組では皮膚がただれたり、食べ物の味がわからなくなったり、急に物忘れが激しくなったりしたという実例が紹介されていました。

最後には突然線路に飛び込んでしまうのですが、奇跡的に助かった後も本人はなぜ飛び込んだのかという説明がしっかりできなかったといいます。

一番やっかいなのは精神症状が表に出ないせいで発見しずらいということです。
周りの同僚や家族はもちろん、皮膚のただれを見て病院に行った際、医者ですらうつ病だとは思われなかったようなので普通のうつ病よりも危険だと思われます。


なぜ仮面うつ病になったのか、ですが、実例では昇進が大きなストレスになっていたといいます。

ストレスが原因で発症するのは普通のうつ病と同じですが、仮面うつ病になってしまった人は自分が昇進によってストレスを受けた事に気づかなかったというのがポイントだそうです。

気づかないままにストレスがたまっていき、脳の働きがにぶり、誤作動を起こしてしまったのです。

実例では仮面うつ病になった人が最初、異常な「のどの渇き」を感じるのですが、これも脳の誤作動が原因で、自律神経がにぶり、だ液が出にくくなっていたために起こった現象だそうです。
味覚障害もこのだ液の現象により起こるそうです。

当然、脳の異常はそれ以外にも様々な影響を与えるため、記憶力の低下や睡眠障害も引き起こしたようです。

睡眠障害により睡眠不足となれば体も脳もさらに疲れ、ストレスもたまって症状は悪くなっていくでしょう。

これらの身体症状が仮面となり、精神症状をおおい隠してしまうのが「仮面うつ病」の正体だそうです。

本人が気づかないような状態なのですから、周囲がうつ病だと気づけるはずもありません。

実例では線路に飛び込む寸前に助けられていますが、運が悪ければそのまま死んでいたかもしれません。


日本人は10人に1人がうつ病といわれていて、誰でもなりえますが、うつ病が怖いのは自殺者の6~7割がうつ病と呼ばれているほど自殺と縁深いところです。

では、仮面うつ病の対処法はどうすればいいのでしょうか?

精神面で判断できない分、身体症状から気づくしかありません。

実例のように異常にのどが渇いたり、不眠症、皮膚のただれなどがある場合、仮面うつ病でないとはいいきれません。

ただ、難しいのは実例では病院へ行っているのにうつ病だと診断されていない事です。
実際、のどの渇きや不眠症、皮膚のただれだけでうつ病だと診断するのは難しすぎるでしょうしね。
どれも他の病気かただ疲れているだけ、と判断されそうです。

そんな場合は心療内科で相談するといいそうです。

仮面うつ病も普通のうつ病と同じく精神病ですから心のケアをするのが一番の治療法となるようです。

もしうつ病だと診断されればうつ病の薬も処方してもらえるでしょうし、症状は改善されていくかもしれません。

また、仮面うつ病は普通のうつ病と同じく、責任感が強い人がなりやすい傾向にあるようなので、日頃からストレスをためないような生活を心がける事が予防になるのかもしれませんね。