足のサイズの画像

アメリカと日本の足のサイズの違い

足の長さは、かかとの後端から最も長い足の指の先端の長さを足のセンター上で測ります。
これを足長(そくちょう)といいます。
アメリカ人は日本人に比べて足長の平均が約16mm長く、アメリカ人も日本人の平均より約14mm長いという結果が出ました。

足の幅、太さは、母趾と小趾の付け根の周囲の長さで見ます。
この長さを足囲(そくい)といいます。
ここで、足長が異なる人の足囲を単純に比較をすることはできないので、足長と足囲の散布状態から求めた換算式を使って、同じ足長に換算したときの足囲を比較します。
その結果、日本人に比べてアメリカ人は3.3mm、アメリカ人は3.8mm足囲が細かいことがわかりました。

足の厚みは、かかとから足長の55%の位置で横断面をとって、最も高いところを測ります。
これを足高(そっこう)といいます。
同じ足長に換算した足高を比較すると、日本に比べて、英国は3.1mm、米国は2.1mm足高が高いことがわかりました。
俗にいう「日本の足は幅広甲高」という言葉の「日本人の足の幅が広い」の部分はあっていましたが、日本人の足の厚みは薄く、甲高は間違いであることがわかりました。
実は日本人の足は、幅広甲低なのです。

足にある3つのアーチで最も高い内側縦アーチは、舟状骨の高さを測ります。
この高さはアーチ高と呼ばれます。
同じ足長に換算したアーチ高を比較すると、日本に比べて、英国は6.3mm、アメリカ人は1.9mmアーチ高が高く、日本人はアーチが低く、偏平足が多いことがわかりました。
かかとを横から見たときの、かかとの前傾角度も、日本に比べて英国は1.9度、アメリカ人は0.6度、かかとの前傾が小さく、日本のほうが、かかとが前方に倒れて、内側縦アーチが潰れた状態であることがわかりました。
また、内側縦ーちが潰れると母趾球に負担がかかりやすくなるために、母趾が外側に反る変形の程度を見る指標となる、第一趾側角度が、英国や米国と比べて、1.5度大きいことがわかりました。
このことから日本人の足はその特徴から、外反母趾という母趾の変形になりやすいことがわかりました。

加齢による足のサイズの変化

年齢を重ねると、ゆったりとした靴を好む人が多くなりますが、その理由の1つとして、加齢による足の変化が考えられます。
ウォーキングショップに来店した女性の足の調査データによると、足長は、30歳代より年齢を重ねるにつれ短くなる傾向があり、30才代は60才代より足長が4.4mm長くなっていました。
現在の20才代と30年前に測定した20才代の足長を比べると、現在の20才代は30年前の20才代より4.9mmも足長が長くなっています。
これは平均身長が高くなった影響だと考えられます。

同一足長に換算した足囲の平均は20才代から60才代にかけて、加齢とともに太くなる傾向がありますが、現在の20才代と30年前に測定した同年代の足囲を比べた結果では足囲には大差がありませんでした。
足長は30年前と大きく変化しており、体格の変化が影響していると考えられますが、足囲は測定年度による変化が小さいことから、加齢によって足囲が太くなっていると考えられます。
特に40才代から50才代にかけてが、足囲が3.7mmと大きく変化しています。
足囲と同様、50才代になるときに変化が大きい項目は、踏まず囲が太くなる、かかとの幅が太くなる、かかとの前傾角度が前傾する、第一趾側角度が外反する、などがあります。
50才代は女性にとって更年期障害や閉経などの生理的な変化がある時期で、これが足の変化と関連があると考えられます。

従来は加齢によって、内側縦アーチが低くなり、かかとが外反して、母趾の外反変形が大きくなる、外反扁平傾向タイプになると考えられていましたが、実際はこれとは逆に、かかとの外反が少なくなり足が外側に広がるような、O脚傾向タイプとなることがわかりました。
なお、外反扁平タイプは内側に負担が片寄りやすく、母趾が外反変形しやすく、加齢による変化が大きい、靴選びに注意が必要なタイプです。
これに対しO脚傾向タイプは足の外側に負担が片寄りやすく、小趾部など足の外側に圧迫を感じやすいという特徴があります。
このようなO脚傾向タイプの足には、靴の底の形が外側に張り出したカーブタイプの形の靴がお勧めです。
なお、加齢による変化によりO脚傾向タイプは多くなります。